驚きの数字が発表されました!
2020年の出生数が87万人前後で推移して、
2019年とほぼ横ばいか微減で収まるようですが、
2021年の出生数は一気に80万人を割り込むかもしれないそうです。
2020年の婚姻数が約16%減少しており、
2021年1月~4月の出生数が戦後最低ペースで推移しているとのこと。
確かに結婚式が何度も延長になったり、新婚旅行もいけなくなったりと
ニュースや周りでも耳にする出来事の結果なのでしょう。
また、外出規制があり、大学など学校生活の制限やアルバイトが出来なかったりと、
出会いの場が少なくなったり、行動範囲が狭くなったり、
学生にとっては、人生において貴重な時期に体験できることが減って
厳しい状況だと思います。
もちろん今は、当社も含め、飲食、旅行、アパレルと生活の基礎となるべく
仕事が減って収入が落ち込んでしまう大変な状況です。
我々の世代(アラフィフ)around50!は、団塊ジュニア世代に
差し掛かるあたりでもあり、毎年約200万人の子供が生まれていた時代。
中学校は1学年10クラスあり、今に比べると本当に賑やかな世代だったと思います。
それに比べて今の小中学生は、1学年2~3クラス程度と
本当に少ないと思っていたのが、一気に80万人割れとなれば
1学年1~2クラスになりそうなレベルです。
2010年の出生数が107万人だったので、この10年で約30%近い減少となってしまいます。
政府が発表していた予測では、この数字は本来2030年ごろに到達するはずの人数だそうです。
この表の0歳から4歳を見ると、
男子212.4万人、女子201.9万人 合計414.3万人
これを5年で割ると、
2026年から2030年の5年間で、1年平均82.86万人の出生数を予定しています。
それが80万人を割ってしまう・・・・。
このあと、多少のリバウンドはあるかもしれないですが、
来年以降もこの傾向が続く可能性もあります。
彼らが大人になる2040年代はどんな世界になっているのでしょうか。
政治の話をしたくはないのですが、コロナ対策やオリンピックの開催に
手をこまねいている場合ではなく、SGDs云々を騒いでいるのでもなく、
日本にとって大事なことは「子供が少なくなりすぎている」ことだと
分かっていないような気がします。
(もちろん分かっているのでしょうが、プライオリティが低い?)
※追記:オリンピックは基準や落としどころを決めてそれに向かい、
コロナ対策も誰かが先導を取り、専門家の意見を伝言ゲームするのではなく
目指すべきゴールを決めて精一杯その対策を打つことが重要だと思います。
だれか想像しているのだろうか。
それとも諦めているのだろうか。
世界の実験台になろうとしているのだろうか。
これが時代の変化だから仕方がないことで、
変化には臨機応変に対応しなくてはならないから
そうなった時代に合わせるしかないのだろうか?
それでも、1世代(10年単位)での人口がその前の世代より、
10%前後減っていくのは異常な気がします。
人口が減っていく中での経済は、昨年から今年にかけての
急激に消費が止められた状態から想像できます。
今朝の新聞に載っていた、中国が3人目の子供を容認したことも、
急激な少子化を止めようと焦っているからだと思う。
この事実に、日本は誰もあせっていないのかな?
追記:新型コロナウィルスを抑え込むこと、Withコロナに向けた対策を取っていくことは、
重要かつ緊急な案件であることは周知の事実で否定していません。
追記:男性の産休が4週間になったニュースが出ましたが、少子化の原因は、
男性が産休を取らないからではないと思います。(6月3日)