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お知らせ

Made in Japanブランド

国内で生産のお手伝いをさせていただいている、rainmaker様のインスタグラムに

当社でお手伝いさせていただいた商品が掲載されていました!

 

rainmaker様の商品を何年か前からお手伝いさせていただいていますが、

当社に来られるお客様も商品を見かけると、「rainmakerの商品持ってますよ!」と

嬉しそうにおっしゃる方が非常に多い、洋服好きの方にとても人気のブランド、

と実感しています!

 

素材の選定やデザイン、雰囲気などとても良い感じです。

モデルさんが着られると一層引き立ちますね。

 

スーツの需要(青山商事のニュースを見て)

 

先日の新聞で青山商事の店舗閉鎖のニュースが大きく出ていました。

この業界に向けたニュースもマイナスの話が非常に多く、新聞やニュースを見るのが嫌になってきます。

 

専門店の6割に当たる400店で売り場面積を5割減らす。

・・・140店舗を閉めた後、存続する700店舗のうち400店舗で売り場面積を3~5割縮小する。

1991年の1家計あたり19,043円が2019年は4,716円、2020年の4~11月は1,313円となっている

 

と記事では書いてあります。

 

この記事を読む限りでは、わかりにくいところもあるのですが、大まかにはこんな感じかと思います。

 

 

 

 

◆青山商事の店舗数

総店舗数  840店舗

撤退店舗  140店(16.6%)

存続店舗  700店(83.4%)

(内、売り場3~5割縮小 400店(47.6%))

 

よって、2019年840店(100%とする)の販売数(製品数)は、上記の数字を同じに考えると

必然的に64.1%前後になる。

 

◆スーツの総支出額

1991年・・・1世帯あたり19,043円買っていた。

2019年・・・1世帯当たり4,916円になった。

2020年(4~11月)1世帯当たり1,313円になった。

この平均で換算すると年間1,970円くらい(約2,000円)

 

これをもとに計算してみる。

 

2020年1月の世帯数は56,900世帯。×2,000円 = 113.8(百万)/1か月?

2019年1月の世帯数は58,500世帯。×4,916円 = 287.5(百万)/1か月?

1991年3月の世帯数は41,800世帯。×19,043円 = 795.9(百万)/1か月?

(※世帯数は、住民基本台帳データーより参照。)

 

疑問なのは、この数字が1か月平均なのか年間平均なのか?

数字的にみると1か月の平均なのでしょうが、合計するとあまりに少なすぎるので、金額的にではなく、割合としてみるほうが良い気がします。

 

1991年からどの程度減ったかをいまさら考えても仕方ないのですが、2019年と2020年の比較が50%以下になっているのは恐ろしい数字です。

 

う~ん、もはや原材料も縫製現場も60%しか必要がなくなってしまうということなのでしょうか。

 

例えばこの『電通ビル売却ニュース』も同じです。

同ビルの約9,000人が遠隔勤務しており出社率は約2割。

サテライトオフィスを利用しているとしても、半数以上の人は在宅勤務である可能性が高い。

となると、4500人は、毎日スーツを着なくてもよくなる。

これが多くの企業で実施されるともはや壊滅状態であり、スーツにかけるお金の減少具合も納得がいきます。

 

なんだか自虐ネタになってきたのですが、悪いニュースや悪い数字をとらえるといくらでもマイナス要因は考えられ、

世の中の人は服が必要なくなったのかとさえ思えてしまいますね。

 

 

あまり深追いしても意味がない数字なのでこの辺で。

 

次からは明るい話を探します!

月曜日には・・・

たまには社内のことをご紹介。

 

当社のスタッフは女性が多いのですが、休み明けの月曜日は

スタッフから手作りお菓子の差し入れが入ります。

 

ロールケーキやチーズケーキ(数種類)、プリン、などなど。

 

今週は、スフレチーズケーキでした!

 

 

甘さ控えめでレモンの風味がきいていて、ふわふわな食感。

 

縫製の技術もお菓子作りの腕にも長けたスタッフに感謝感謝です!!

 

ダウンのお話(その4)

ダウンの縫製について

 

当社はダウンの専門工場ではないので、布団や寝袋、スキーウェアーなどを作っているわけではありません。

 

ただ、ファッション用のダウンウェアーも布団やスキーウェアーなどのダウン製品との基本的な作り方は同じです。(と思います)

使用目的や、基準が違うので使っている素材やダウンの中身が多少変わってきます。

 

4層ダウン

表生地と裏地の間に、ダウンを詰め込んだ袋を入れて作ります。

布団や枕と同じ作りになります。

 

メリット:中のダウンパックでダウンを閉じ込めているので

表側に使う生地は制約を受けません。

 

デメリット:厚みが出る。素材によって固くなる。

ステッチをいれたときにダウンが噴き出す可能性がる。

 

 

 

3層ダウン

主に表側が、表生地+ダウンパックで、裏側がダウンパックのみの場合が多いです。

 

メリット:4層より軽くなる。内側が柔らかくなる。

暖かい?(これは個人的な意見です)

デメリット:内側の吹き出しに気をつけないと、インナーに噴出したダウンが付着する。

 

 

2層ダウン

ダウンプルーフ加工した生地2枚でダウンを挟み込む。

 

メリット:軽い、柔らかい。

デメリット:内側外側共にダウンの吹き出しに気をつけないといけない。

 

 

 

ダウン製品の問題

 ①洗濯(汚れや臭い)

 ②ダウンの吹き出し

 

①の洗濯に関しては、実は表生地に何を使っているのかによって対処方法が違ってきます。

ウール系の洗えない素材だと、クリーニングしか方法がありません。

ライナー取り外しの製品は、ライナーのみ洗えるので比較的扱いやすいので便利です。

 

②に関しては、いろんな体験をされた方がいらっしゃると思います。

 

 A)内側に着込んだ濃色のインナーが、鳥の毛だらけになった。

 B)羽の芯の固い部分が出ていて、引っ張ったら羽がどんどん出てきた。

 C)汗ばんだ時に、獣臭がした。

 D)ダウンの膨らみが減って、薄く感じるようになった。 などなど。

 

Aは、ダウンの質と縫製仕様が影響している可能性があります。

BとCは、ダウンの品質が影響していると思われます。

Dは、ダウンの品質と着用時のメンテナンスが影響していると思われます。

 

ダウンの品質に関しては、前回までの記事に書いたので良いダウンが使ってあるかどうかになります。

 

縫製について触れたいと思います。

 

縫製といっても先ほどの2層~4層の作り方による影響が大きいのですが、これ以外にも作り方があります。

 

ダウンが噴き出す原因は、単純です。

 

単純な原因とは、・・・・・・『穴があるから』です。

 

穴がなければ噴出さなくなります。

 

では、その穴や要因はどこにあるのか?

大きく分けると3つあります。

 

一つ目は、生地の経糸と横糸の隙間の穴

二つ目は、縫い目の穴です。

三つめは、静電気によって上記2つの穴から出てくる

 

一つ目の生地の隙間の穴は、生地を変えるか2層、3層ではなく、4層にすることで回避するしかありません。

(生地の密度を高めたり、隙間の穴をふさぐ加工も効果があります。高密度素材やシレ―加工など。)

 

二つ目の縫い目の穴については、縫い目をなくす方法と縫った穴をふさぐ方法と縫わないでダウンをパックする方法があります。

 

縫い目をなくす方法:

①太い糸や膨らむ糸を使い、縫い目をふさぐ

②特殊加工をして塗った後の穴をふさぐ

 

縫わないでダウンをパックする方法:

③表生地をボーダー状に接着して隙間にダウンを詰め込む

④表生地同士をテープでくっつけて、その隙間にダウンを詰め込む

 

全ての方法で試作したり製品化したりしたことがありますが、一番驚いたのは、②の特殊加工の穴がふさがる生地です。

 

 

動画をとったので、マジックのような穴がふさがるところをご覧ください。

※注意:動画なので容量が大きいです。WIFI環境でご覧ください。

小さく加工できませんでした<m(__)m>

 

 

 通常のダウンプルーフ加工がしてある生地   

 

 

ジイプリモ
⁦‪@g_primo2001⁩
ブログにアップした動画です
うまく見れない方がいるようなので、こちらにもアップしますね。 pic.twitter.com/Q269aMCNQP
2020/12/19 21:41

 

 特殊加工がしてある生地の場合

 

ジイプリモ
⁦‪@g_primo2001⁩
pic.twitter.com/L4zLSErJM1
2020/12/19 21:45

目打ちで開けた穴がふさがるので、細いミシン針で開けた穴は簡単にふさがります。

 

マジックのようで面白いです。

この生地だと、針穴がふさがってダウンが噴き出しにくくなります。

ただ、これだけで問題が解決しないのが難しいところです。

 

 

三つ目の静電気については、着用している衣服の素材の影響が大きいです。

綿のインナーに、綿のアウターであればよいのですが、今はほとんどが、綿のインナーにポリエステルのアウターだったり、ポリエステルやナイロンが混ざっていたりと様々な素材が使われています。

これらの特性で、その組み合わせによって極端に静電気が起こるケースがあります。

本来なら、そこまで気を付けて服を選ぶとよいのですが、そんなことをすると好みの服が着れなくなりますね。

静電気が多いと感じる人は、組み合わせにも気を使ってみるとよいかもしれないです。

 

ウェザーニュースのコラムに分かりやすく説明がありました。

「静電気」の発生を軽減させる洋服選び

 

今回はここまでです。

 

注:上述内容は、あくまで経験や実験に基づく個人的見解なので、あしからずご了承ください。