前回の続き!
子どもを育てやすい環境とは何だろうか。
人間は群れを成して生活する生き物であるはずが、どんどん孤立しています。
群れを成すと生きにくくなる部分がでて、面倒くさい、
それもわかるような気がします。
子どもを持つか持たないかは個人の意思なので、
親の価値観で決まってしまう。
親の価値観は、自分が生きる上での価値観である。
それを強制できないし、これからのカップルに子供を持ちたいと思ってもらうには
どうしたらよいのだろうか。
難しい問題ですね。
中国は、2016年に一人っ子政策を止め、2人までOKとしましたが、
少子化には歯止めがかかっていないようです。
2019年の出生数は、1465万人だそうで、この出生数に焦って
国は対策を打っているようです。
それが、『3人目もOK』政策!
中国も2020年の出生数はコロナの影響で当然減っていると思われます。
中国は、14億人に対して出生数1465万人(10.4%/2019年データー)
日本は、1.26億人に対して出生数84万人(6.7%/2020年データー)
ただ、中国も、日本や韓国と同じで子供1人あたりにかかる費用が高すぎて、
たとえ1夫婦が産んでも良い人数を増やしても、そう簡単には変わらないでしょう。
日本が良い例で、2人目プラス○○円や3人目は○○円などの
お金を支給しても減少の一途を辿っている。
そうなると、子供を持たない理由を持ちたい理由に変えるしかないかと思います。
最近の夫婦が子供を持たない、持ちたくない理由を調べてみました。
「産みたくないから産まない、産みたいけれど産めない」理由
- 子どもが好きではない欲しいと思わない
- いまの世界に生まれてきた子どもがかわいそう、
- 自分に子どもは育てられないと思う、
- 夫婦(カップル)と二人の生活が楽しい、
- 心配ごとが増えるのが嫌だ、
- 面倒くさい、
- 不妊(気味)や病気である、
- 経済的不安、
- 仕事を辞めざるを得なくなる、
- 夫が子どもを欲しがらない、
- 高齢出産のリスクが高い、
- 世界の将来を考えるととてもじゃないが産めない、
- いい遺伝子でなければ残す必要なんかない
いろいろな文献を見てみましたが、対処療法では根本的には変わらないと思います。
産まない理由が、個人を尊重する考え方に代わってしまっているからであり、
何も考えずに子供を作っていた時代とは違い、様々な情報が入り、個人個人が
自分自身の価値観や人生を考えたうえで判断したり、引き伸ばした結果
子どもを持つ人が減っている。
子どもの頃の家庭環境を安定したものに変え、家庭や地域の中で
子供が安心して育っていける環境にして、その子供たちが大人になった時に
自分も子供を作って、自分の親と同じような家族を作ろうと思えるように
しなくてはならないと思います。
本当に長い話なので、私なりの結論です。
子どもは国の宝である。
『成人するまでの費用を国と基幹企業が保証する』とかが良いのではないでしょうか?
国も企業も国民が沢山いて成り立っています。
2100年に今の人口の半分近くになると考えると、根本的なことを変えて対策を取るべきだと思います。
これには30年、50年の先を見据えた対策でなくてはならないと思います。
今社会で活躍しているほとんどの人はいないときのことなので、『少子化は駄目だ!」としか
考えられないでしょうが、本当は、50年後を想像する間隔や視点が必要な気がします。